モニター増殖事件

色々と整理をしていたらモニターが増えていた件について。
ちなみに追加されたのは右の15インチの小モニターです。
Rainmeterを起動して簡易情報モニター兼ランチャー的な使い方で現在落ち着いております。
と言うのも、前にPCを買い換える際に前に使っていたこのモニター。押し入れに放り込んでいたまま忘れ去っていたのを大掃除をしたお陰で思い出した訳でして。
まだ全然使えるし、ビデオカードもデュアル対応しているし、折角だからとモニター横に居座っていたSC8850さんの上に設置してみた所存。
流石SC8850さんや、この程度の重さなんともないでぇ!

ちなみにこのモニター達から視線を左にズラしますと、階段のように14インチのiBookG4がお目見えします。
両PC起動するとモニターに囲まれてる感がパネェ! 幸せ!
電気代もパネェ!でもSFチックで幸せ!

ちなみに追加モニターさんのデスクトップ画像はこちら↓


壁紙はヘルシンカーよりミノガメさんに出張して頂いております。
Rainmeterはお手軽で良いですね。昔デスクトップ格好良くするには凄まじい時間が必要だったのになぁ。戦争はデスクトップ弄りは変わった。


……海外のSkin職人達も変わった。Hentai文化パネェ。

続 iTunes大整理期間中

 仕事が終わっても地味ぃな私事でカチカチと。

 現在は洋楽の曲に「UK及びEU辺り」を指す[UK]グループと、「USA及びCA、BR辺り」を指す[US]グループのタグを挿入していく作業中で御座る。
 一つ一つのバンドの出身を調べつつ(wikipedia様万歳!)、一つ一つ打ち込んでいっているので、言うまでもなくマゾイ作業です。

 と言う訳で、折角得たリソースだし、ここで唐突にクイズとして解放してみるテスト。わー、ぱちぱち。
 答え方は上記の定義を利用して出身国をUSA or UKで答えなさい。自信がある方は出身国(州)の詳細も答えてみましょう。(答えは反転して見てね!)
 Wikipedia等で調べた場合は自信のプライドが削られます。あと、赤点ね。


出身当てクイズ 超初級編(5問)
 ヘイキッズ! 超初級編は日本でも有名なバンドだけをセレクトしてチェケラ! さぁ、ゴーアヘッド!

 Green day → 答え:USA(カリフォルニア)

 Franz Ferdinand →  答え:UK(スコットランド)

 Aerosmith → 答え:USA(マサチューセツ)

 Zebrahead → 答え:USA(カリフォルニア)

 Linkin Park → 答え:USA(ロサンゼルス)  ※補足:正確にはどのメンバーが入った時期を結成と見るかで変化する。最初の前身となるバンドが結成されたのがロスだった。

出身当てクイズ 初級編(5問)
 おっと簡単すぎたかな? まだまだラクショーな問題が続くぜベイビー! テイクイットイージー♪

 Prince → 答え:USA(ミネソタ)

 Deep Purple → 答え:UK(イギリス)

 Nirvana → 答え:USA(ワシントン)

 Earth Wind & Fire → 答え:USA(イリノイ) ※リンキンパークと同上

 Blur → 答え:UK(イギリス)


出身当てクイズ 中級編(5問)
 待たせたな、そろそろ少し考えないと難しくなってくるぜ!

 Pearl Jam → 答え:USA(ワシントン)

 Ash → 答え:UK(北アイルランド)

 Foo Fighters → 答え:USA(ワシントン)

 Whitesnake → 答え:UK(イギリス)

 R.E.M. → 答え:USA(ジョージア)


出身当てクイズ 上級編(5問)
 メジャーだけじゃ難しいかもな。偏愛者にはちょっと厳しいぜ?

 I Hate Kate → 答え:USA(カリフォルニア)

 Enter Shikari → 答え:UK(イギリス)

 The Hush Sound → 答え:USA(イリノイ)

 The Arcade Fire → 答え:USA(カナダ)

 Within Temptation → 答え:UK(オランダ)


 と、言う感じで、ちょちょいとチョイスしてみましたが、如何でしたでしょうか。
 ちなみに、計20問ですので、1問につき5点。かなり簡単な上に二択なので赤点は70点以下って所でしょうか。(つまり、6問間違えた時点でアウト)
 唯一少し難しめな上級以外は全問正解できると思うので楽勝ですね。

 うん。

 よし、満足!

 また作業に戻るとするでござる。
 またいつかー。

引き続き色々と整理中

 最初はデスクトップ環境の整備だけしかやらないつもりが、何時の間にかiTunesのタグ整理を始めていた罠。どうしてこうな(ry


 ところでそこから更に飛び火して、個人的にはニュースと言うか、大発見があった訳でして。

 斑鳩ってSTGがあるんですよ。説明は以下略。知らない人はウィキペれ。(何語だこれ)
 サントラが出てない有名STGと言う事で別の意味で有名な作品なんですけど、それのサントラがIKARUGA . CO . UKって言うサイトに普通に置いてあってビックリしたって話。
 一見UKの公式サイトっぽいタイトルの癖に、文章を斜め読みするとどう見ても公式サイトに思えないけど、やっぱり公式らしいと言う良く分かんないサイトなのですが、そこのDownlordにMP3ファイルが置いてあるんですよね。フルサイズの。
 ビットレートは128kbps。実際に聞いてみた所、まぁ今までお世話になっていたDC直録音源よりは大分マシな感じです。
 残念ながら僕はCDのエンコードにもっぱらmp4のm4aフォーマットを使っているし、最高に音が綺麗って訳でも無いので、やっぱりサントラ盤が発売される事を望んでいるのですが。
 でもまぁ、何処ぞのレイシリーズのサントラBOXに入っていたノイズ音に大騒ぎした人達レベルに耳のお値段がお高い訳でも無いので、別に出なくてもこれで満足できるかな、と。
 元CD販売関係の人間の台詞じゃないかもですが、基本的に糞音が悪かろうと、曲が良くてちゃんと一曲として認識できるのならそれでオッケーな気もします。
 それこそニルヴァのスリヴァー(ファン用のおまけアルバムみたいなもの。だいたいテープ音源)みたいな物を普通のアルバムとして出すレベルじゃないと何とも言えないと言う。(実際、UKのインディーズとかのアルバムを漁ると、結構普通に音質が悪いCDを発見します)

 やばい、また凄い勢いで話が逸れた。

 とかまぁ、そんな感じで今更な発見やらを繰り返しつつタグ修正タグ修正。具体的にはMac→Winで昔メイン機が変わった際にデータ移行で文字化けしたファイルをリアルイントロクイズで修正したり、特にジャンル別けに力を入れてたりします。

 ええもう、どう聞いてもテクノだけどそれがゲームのサントラなら容赦無くgameジャンルに変更したり、オルタナティブロックを自称しているバンドでもそれが日本のアーティストなら容赦無くJpop(もしくはJ-Rock)に分類したり、かなり実用的な方向で

 そもそも、例えば悪い意味で凄まじいジャンル数を誇るテクノ、トランス方面を「~が何だからこれはトランス」とか「~がどうだからこれはテクノ(ダンス、サイケ等々)」と一々別けていたら時間が幾らあっても足りないぐらい前の仕事の時に曲を溜め込みまくっていたので、良く音マニアの方々が愉快な論争を繰り広げるジャンル別けは「自分が良ければそれでオッケー」と考えるようになりました。
 iTunes的にも、分類を自分なりにやれば楽に聞きたい感じの曲をソートできますしね。

 ちなみに僕は、サントラ系の場合、

 Anime→アニメサントラ(あんまり数は無い)
 Game→同人含むゲームサントラ(数は膨大)
 Soundtrack→(ラジオ)ドラマとかのサントラ
 Radio&Drama(カスタムジャンル)→ラジオCDやドラマCD等

 と言った感じで別けています。
 ただこのままだとGameだけが同人系CDも含む為、凄い数になります。で、ここでグループタグを利用して、例えば、グループタグ内に「東方」と入れて、スマートプレイリストで「ゲームジャンル全て。但しグループ東方は除く」みたいに設定してまたその中で小分けしたりしています。

 こういった感じでスマートプレイリストを小分けにしていって、最終的に聞きたいFeelingの物を直ぐに聞けるようにしていき、アルバム単位で聞きたい場合はその中で更にソートさせて、と言った感じで使うのが僕のiTunes利用方法だったりするんですが、これは普通なのかな。どうなんだろ。

 まぁともあれ、その為どうしても整理整頓に時間が掛かってしまう罠なのです。
 これは、まだ暫く掛かりそうだなぁ。さて、終わるのは何時になるか。

デスクトップ環境リテイクin2010スプリング

 セキュリティーソフトをAVGからNortonに色々あって切り替えた(無料ソフトを諦めたとも言う)ので、丁度良いとデスクトップ環境そのものを再構築してみた。


 OSはWindows7のリリース直後にそれに変え終わっていたので、それ前提で色々と弄り弄り。
 デスクトップ環境での最適化という面においてWin7とXPの最大の違いは、グラフィカルなインターフェイスや強化された(らしい)セキュリティー面等ではなく、タスクバーの(MacOSXではお馴染みの)Dockシステムにあると思うのですよ。

   ↑こいつね。

 これのお陰でデスクトップ上にショートカットを置いたり、ランチャーに兎に角ぶち込んだりする必要が極めて薄くなったと思うわけで。

 と言う訳で、今回はWin7環境下におけるランチャーを決めてみた、と言うお題で提供致します。

 まず今まで使っていたランチャーを削除。とは言っても、ランチャーが無ければ無いで、色々と不便なのも確か。
 別に何時も使うヤツはタスクトレイに置いておけばいいので、代わりに
そこまで呼び出す必要は無い。最低限使える程度に趣味が爆発できるランチャーでおk
 と言う方針で、捜した結果、


 こいつを使う事に決定しました。

Enso Launcher」っていう、海外産のランチャーでして、見ての通り、コマンドラインタイプのタイポグラフティーが美しいランチャーです。
 性能面で言えば、MacOSXのLaunchBarってコマンドラインタイプのランチャーがあるんですが、それに土下座して謝ってこいと言わん程度の性能です。寧ろLaunchBarが凄すぎるだけなのですが、まぁ別OSの話なのでさておき。
 見た目はコマンドラインタイプでは最高レベルなのは間違い無いので、どの辺りで妥協するかでこのソフトの評価は変わるんじゃないかなぁと。
 僕の評価としては、ぶっちゃけWin7のタスクバーがランチャーとして優れていなければ使う気にもならないソフトではあります。見た目は最強なんだけどね。
 それでも興味があって導入してみるのなら警告として何時も通りの箇条書きを置いておきます。

  • 2バイト文字が使えない。
     2バイト対応できる訳じゃないけど、対処方法は有り。ただ、ここら辺はLaunchBarも同じ。

  • コマンド省略ができない。
     ソフトを開くときは必ず先頭にopenと打たなければなりません。コマンド自体もopenだけならまだしもソフトの登録コマンドが「learn as open」だったりと無駄に長かったりするのも厳しい。

  • 拾うファイルが中途半端。
     レジストリとかシステムドライブ辺りから拾っているのか、それ以外で置かれているソフトは登録しないと拾ってくれません。登録の手間が酷い。

  • 初期設定が鬼設定。
     初期設定のランチャーの呼び出し方が「Caps Lockを押しながらコマンドを打つ」となっているので、手が攣る。設定変えないと使い物にならない。

 とまぁ、簡単な箇条書きだけでも結構出てくるソフトです。
 後他にも、結構入力コマンドの拾い方に癖があったり、記憶能力がほぼ皆無だったりと使って見ると分かる細かい部分も結構臑に響く感じです。
 まぁ歯に衣着せぬ言い方をしますが、性能だけ見れば、コマンドラインタイプの中でもとりわけ糞性能なソフトなのは間違い無いですね。
 でもまぁ光る部分も持っていて、

  • とりあえず美しい。
     これ以上に綺麗なランチャーは見た事無いです。自称綺麗なゴテゴテソフトは一杯知ってますが。

  • 登録自体は裏技があり楽。
     先程上げたように登録用のコマンドもあるのですが、実は登録されるシステムと言うが単に「ドキュメントフォルダに登録用のフォルダを作ってそこにショートカットをぶち込むだけ」なので、直接そのフォルダにショートカットをぶち込めば登録コマンドを使うことなくソフトに登録出来ます。

    ↑この選択されてるフォルダがそれ。中を見ると登録したソフトのショートカットで一杯です。

  • 登録は半角スペースOKなので、1バイト文字制限なんてどうにでもなる。
     例えば、STGゲームと格闘ゲームで種類分けをしたい場合、ショートカットの先頭にSTGなら「stg」、格闘ゲームなら「kakuge」とでも付けて登録して置いて、openコマンドからstgと入力すれば、

    ↑こんな感じに。

    ちなみに東方(touhoコマンド)だと、

    ↑こんな感じに。

    んで「kakuge」と入力すると、

    ↑はい、しっかり分類されてますね。

    ようはどんなにしんぷるぅなソフトでも使い方次第でどうとでもなるって事です。

 と言う感じでまぁこのソフトを使い始めたのですが、「本当に予想以上にタスクバーが優秀」なので、基本をそれでやって、ゲームなどの細かいソフトの呼び出しにこっちを使う感じで予想以上に快適な感じに仕上がってます。勿論、美しさにも満足。

 まぁつまり、「Win7環境下ならぶっちゃけランチャーは何でもおk」なんですよね。最初の方でも書きましたが。
 このタスクバーに関してはXPだとちょっと到達できないレベルにある気がするので、Win7に更新するか迷っている人は一つどうでしょうか。(って今更か)まぁ、OSXだととっくに到達してるレベルだしね

 んでは、紹介しているんだか貶しているんだかよく分からない何時も通りの感じで今日も締めさせて頂きます。

 またいつかー。

エルミII メモ

  • フライパン最強伝説。なのであえて入手しない方針で。RP的な意味でもね。
  • 善悪PT解放はRP的な意味であえて無視。便利だけど。
  • 倉庫が狭ええええええええええ。さっさとイベント消化数増やさないとなぁ。
  • 魔導石を装備しないマジックユーザーはカス以下。
  • フランベルジュは買って置いて損は無い。ユニコーンクエの借りパクもまたやっておいて損は無い。
  • やっぱゲームセーブは自動での方が良いなぁ。普通にセーブしないといけないとか面倒臭すぎる。メニュー開閉でセーブ誘発させるテクとかあったエクス2のユーザービリティやっぱり秀逸だった。倉庫とかゴミ箱とかのシステムもね。
  • 毎度思うけど麻痺石化掛かり過ぎだろjk。本家でもここまで酷くはなかった気がする。
  • つまり麻痺の練金魔法と石化の魔術は取って置いて損は無い。回復は言わずもがな。
  • ダンジョン多いのは良いんだけどあんまり敵の種類が変わらないのがなんとも。
  • フェイスロードはやっぱ良いシステムだわ。文字だけとは感情移入度がダンチ。

  • 現第一PTは聖(無転職狙い♀)、闘(♂)、戦(無転職狙い♀)、練(全魔法マスター中♀)、練(全魔法マスター中♀)、盗賊(無転職狙い♂)
  • キャラ作ってくうちに何故か第四PTまで作ってしまったけど、とりあえず第一のみで一周の方針で。
  • マジックユーザー二人はどうしようかな。聖女居るし、一人は魔導師にでもするか。もしくは、司祭もありか? 片方は召喚取ったら練金に戻すかなぁ。
  • 闘士が一人浮いているのは気のせいじゃない。闘士続投ならマジックユーザー一人は召喚を最終職が妥当か。
  • 闘士を首にするなら君主入れるか。力のメダル狙いで盗賊を忍者にすれば安定ルート。
  • 戦はどうすっかな。力のメダルで侍(or君主)転職もありだけど、それだと無難すぎるし、このままで良いか。
  • 主人公ポジションの聖女は転職予定無しで手間が掛からなくて助かる。

  • どうでも良いけどDragon Age : Originがやりたい。パケ版待つのも面倒だからダウンロード販売で買うかな。EAしか日本では売ってないけどさ。

昔々のお話。



 まぁ昔と言っても、二年とかそこら程度の前のお話。

 具体的には、緋想天がかなり勢いのあるゲームで、僕が日曜緋を開催していた時期の話です。

 当時の僕は、とある所で所謂音楽CD(もしくはDVD)を担当としていたショップ店員をやっていた訳だったりします。(今は違います)
 やっていたのは接客、レジ、CDの発注、棚の作成、POP作成、企画、アルバイトスタッフへの指示、教育等々。
 そんな大変で、でも趣味に合っていて充実した日々を最近、尊い経験だったんだなぁとしみじみ思い返したりしています。僕も別にゲームだけが趣味って訳じゃ無いんですよ

 個人的な部分では職場の仲間でアークティックモンキーズの1stの出来をこき下ろしたり、2ndで見直したり、凄まじくマイナーな、でも最高に格好いい洋楽バンドを発掘したり、あの仕事をしていた時は音関係の欲求の枯渇と言うものを覚えなかったです。
 仕事面でも、お客様から似たようなコンセプトのコンピレーションアルバムを相手に「どちらが良いか? 」と、個人の主観で変わっていく部分での質問に、過去の例題曲の好みを聞いて四苦八苦しながら答えたり、イントロクイズばりに鼻歌聞かされてそれが何の曲か当てさせられたり、POPとかコーナー手作りで作ってそれが売り上げに繋がったり、今で言うニコ厨向けの特設コーナーを作ったり、無駄にゲームサントラを発注したり、そう言った部分は楽しかったです。つまり楽しくなかった部分も多かったと言う事なのですがクレーマーは死ね

 ええと、まぁ兎も角、本質的に「商売で楽しい瞬間」というのを知れたのはあの仕事があったからだなぁ、と。
 思い出に残る仕事って良いよね! とかそんな話。

 以下、全く関係無い話。


 偶にケルベライザーを見たくなる時があります。そんな時にお世話になっている動画。
 そして見る度に思うのは、「このゲームは移植されなくても良い」って事ですね。これをやりたい人は基盤買うぐらい根性が無いとやってられんだろ。

RPGと言うものについて考えてみる 後編

 本当なら休日中に終わらせるつもりだったのに何でまだ書いているんだろうと思ったら、中編の時系列箇条書きを無駄に書き込んだせいだった。
 自業自得ここに極まり。

 と言う訳で後編である。

「RPGと言うものについて考えてみる 後編もとい総括編」

 前編においてRPGとTRPGの違いと共通点を述べ、中編において「RPG」全体の歴史を述べ、そして今回は筆者が思う「RPG」の考えを述べてみようと思う。

 で、まず結論から言えば「RPGは進化しない」と述べさせて貰う。
 いや、正確には進化はする。
 ただ、進化したものは、それは最早RPGと言わない、というべきか。
 例えばD&Dが作り出したTRPG像は未だに根強く残っているし、UltimaとWizが作り出したRPGのシステムは強く残っている。
 何故ならそれがRPGだからだ。
 D&Dのゲームマスター、「世界の冒険」、そしてダイス判定システム。
 Ultimaのオープンワールド、「英雄譚」、そしてリアルタイム戦闘システム。
 Wizのダンジョン、「冒険者達の成長」、そしてコマンド式戦闘システム。
 どれもこれもがRPGとしての意義を持っていると言える。
 これから離れてしまったものは、例えば将棋からウォーシミュレーションに変化したように、ウォーシミュレーションからRPGに変化したように、全く別のジャンルとして賞賛するべきなのではないか、とも思う。
 どっかのゲームのキャッチフレーズで「RPGは進化する」とか「全てのRPGを過去にする」とか言ってた気がするけど、RPGであらんとする限り進化はあり得ないと思うのですよ

 そもそもRPGと言うゲームがここまでの人気を博したのは、それが面白いからだ。
 Ultimaは兎も角未だにWizとD&Dは多くのプレイヤーが愛好しているゲームであるし、実際に今遊んでも面白い。特にアメリカではTRPGと言えばD&Dと言える程の主流となっている。流石d20システムが母国語で作られただけはある。
 その面白さは、例えばトランプのポーカーが未だに愛されるように、一つのゲームの完成形として「ただ面白い」という単純な感情から来ているように思える。そこからセブンスタッドやらホールデムやらに変化しても、やっぱりポーカーなのだから面白いのと変わらない。
 ターン制コマンドバトルがちょっとリアルタイムのターン制コマンドバトルに変化しても「RPGなのだから面白い」のと変わらないように。(勿論ゲームとしてのバランスありきなのだけど)

 なら、RPGが好きな人に売りたいのなら何を進化させる必要があるのか、とあえて言おう。
 そもRPGとは演ずる舞台、即ち「世界を売って勝負する」ゲームだ。
 そのシステムが面白いなら、別に古くさくてもやっていて面白い世界観ならそれで有りなのではないだろうか。

 だから先程の結論に少し追記を入れさせて貰う。
RPGは別に進化しなくても、それで面白いのだから問題無い
 と。
 そして、
RPGは永久に不滅である!
 と。まぁ一回日本のTRPGは滅びかけたけどね!

 と言う訳で、以上が筆者が考える「RPG」である。

 では最後に、折角TRPGとRPG両方合わせて考えたのだから、そのどちらのテイストも味わえるゲームをちょっとだけ紹介して終わりにしたと思う。(フリーゲーム、同人ゲーム、コンシュマーゲームから一つずつ)




 TRPGと言うよりはゲームブックテイストのRPG。フリーゲーム(要RPGツクール2000ランタイム)
 難易度高めのトライ&エラー型。と言うより何故かTRPGテイストのRPGは大体難易度が高い。
 ゲームブックテイストでありながらも、TRPGっぽい自キャラ(主人公)のカスタマイズがあったりする。
 重要な事に大変面白い。

冥宮惑星desParaiso



 まさかのダイス判定システムを搭載したRPG。モチーフがまんまTRPGな同人ゲーム。
 難易度高めの以下略。ダンジョンにひたすら潜っていくのはD&D的と言うべきか、それともWiz的と言うべきか。
 主人公の顔グラはデフォだとあれだけど、ファイルちょっと弄くれば自分で設定できます。
 重要な事に大変面白い。

アンリミテッド:サガ



 オチ担当。コンシューマーゲーにWizを紹介するほど素直じゃない筆者が紹介するのはまさかのアンリミテッド:サガ
 主人公は固定であるが、実はサガシリーズの中でも最もTRPGテイストに溢れる作品。ダイスの代わりにリールを回します。
 難易度は異常。ソフトに付属している説明書のようなものは実はただのチラシなのでご注意を。本当の説明書はこっちなので購入する際はかならず一緒に揃えて下さい。(実話ですが、Wikiのみだと結構厳しかったです)
 本体よりも説明書が高いゲームとして一部には有名。
 そして最初の崖突破がガチで鬼畜なので、そこを突破できるかできないかでまず篩いに掛けられるだろうとは経験者達が口を揃えて言うゲームでもあります。
 大変重要な事に人を選ぶゲーム。選ばれたのならスルメゲーなので頑張りましょう。

 と言う感じで、「RPGと言うものについて考えてみる」全三回を終了致します。
 ここまで読んで下さった奇特な方には平に感謝を。

 んでは、また何時かお会いしましょー。bye

RPGと言うものについて考えてみる 中編

 さて第二回目、中編になります。
 途中からに成るので前日のも合わせて呼んで下さいね!

 と言う訳で、こっから偉そうな口調に変更。
 開始。

 んでは、今回は前回を踏まえつつ、テーブルゲーム版、TVゲーム版、そしてそれ以前を一緒くたに時系列で並べてみる事とする。
 かなりカオスな事になっているので、注意。


原点誕生~TRPG誕生~TRPG栄光の時代
  • 将棋、チェスといった「性能の違う駒を動かし、相手に勝つ」ゲームが作られる。
  • それを元に、ウォーシミュレーションゲームが制作される。
  • ウォーシミュレーションを元に、様々な形態へ変化していく。(詳しくはwikipediaのウォーシミュレーションが詳しい)
  • 1974年、その中の一形態として世界最初のTRPGである『Dungeons and Dragons(D&D)』のルールブックが制作される。
  • D&Dを元に、様々な独自ルールを組み込んだルールブックが制作され、TRPGが世界中に広く発展していく。
     クトゥルフの呼び声、ルーンクエスト等の今現在でも人気のある作品も多く出版された。暫くはTRPGのターンとなる。

RPGの誕生~日本でのTRPGの栄光~RPGの展開の時代
  • 1980年に『Ultima』、1981年に『Wizardry』がApple II用ソフトウェアのRPGとして発売され、世界中での大ヒットを記録する。
  • 1980年代中盤、パソコンにて『ドラゴンスレイヤー』等のRPGが発売される。が、当時のPCが一般的ではなかった為、極一部のユーザーにしか浸透しなかった。
  • 1986年、日本の雑誌コンプティークにてD&Dリプレイ連載『ロードス島戦記』が有名になる。(正確にはD&Dのルールを利用して行われた独自世界観のリプレイ)
  • 同年、日本にて旧エニックスがファミリーコンピュータ用ソフトとしてRPG『ドラゴンクエスト』発売。国内で大ヒットを記録する。
  • 1987年、日本にて旧スクウェアがファミリーコンピュータ用ソフトとしてRPG『ファイナルファンタジー』発売。まぁそれなりに売れた。
     なお、この年にPC88用ソフト『イース』も発売されている。こっちもPCのソフトとしては売れた。
  • 1988年、ファミリーコンピュータ用RPG『ドラゴンクエストIII』発売。380万本を売り上げ、社会現象になるほどの大ヒットを記録する。(ちなみに、SFC版GB版の売り上げも含めるとドラゴンクエストシリーズでは最も売れたタイトルとなる)
  • 同年、ロードス島戦記の小説版シリーズが発行されベストセラーとなる。
  • 1989年、ロードス島の世界観を元にTRPG『ソード・ワールドRPG』のルールブックが制作、発行される。
  • 同年、ロードス島戦記のルールがD&Dからソード・ワールドRPGの物に切り替わる。(所謂一般的なTRPGとしてのロードス島戦記はこの辺りから)
  • 1990~1995年辺りまで。TRPG絶頂の時。TRPGリプレイの映画化とか色々と盛り上がる。この時期に、MMO版TRPGとも言えるPBWの原型であるPBM(Play by mail)が世に出てくる。
  • 1993年、後に日本のTRPG界にとって重要な位置を占める事となる『有限会社ファーイースト・アミューズメント・リサーチ(F.I.A.R)』設立。

TRPGの衰退~RPGの栄光~MMORPG誕生の時代
  • 1995年辺りから、RPGを初めとするコンピューターゲームの完全な市場の台頭を皮切りに、TPRGの衰退が始まる。ここから暫くTRPGの話題が一切無くなる。また、RPGは各社が様々なジャンルからシステムの輸入、改良を行い、一々書いていたら日が暮れる程に凄まじい勢いで進化していく事となる。
  • 1996年、GB用RPG『ポケットモンスター(赤・緑)』発売。コマンド式RPGに収集要素とスポーツ(対戦)要素を取り入れたシステムが口コミで評価され、日本、後に世界中で大ヒットを記録する。
閑話休題その1:
 同年、PC98用ソフトとして東方Project第一作目である『東方靈異伝』が頒布される。けど当時は超絶マイナーゲーだった。(筆者も全く知らなかった)
 これを発表当時からやっていたと豪語する猛者が稀に現れるが、奈須きのこの『魔法使いの夜』を読んだヤツばりに信用ならない程数が出てないので注意が必要である。(魔法使いの夜は発行部数5冊。あまりに売れなかった同人小説としてある意味有名。まぁ靈異伝は発表当時50本以上売れているらしいが。その後(紅魔郷発表後)、靈異伝は通販によりそれなりに売れた)
  • 1997年、『ファイナルファンタジーVII』が発売される。
     今後のRPGの在り方やハードであるプレイステーションのみならず、コンピューターゲームの立場を引率する一撃となる売り上げを叩き出す。
  • 同年、PC用RPG『Ultima Online』発売&サービス開始。世界中でヒットとなり、MMORPGのシステムとビジネスモデルの基本形が形成される。

TRPGの反撃~MMORPGの発展~PBWの誕生の時代
  • 2000年、D&Dの権利を買収したウィザード&コースト社(MTGで有名な所)が『D&D第三版(Dungeons & Dragons 3rd edition)』を発行。
     また、同社がD&D第三版のルールであるd20システムを「個人、企業を問わず他者が利用しても良い」というコピーレフトに近いTRPG起死回生の太っ腹な一発をぶちかまし、向こうのお国で盛り上がる。
     但し日本語に翻訳されていないので日本では微妙だった。(この言語の壁が後に日本のTRPG市場の方向性を決める事になった気がする)
  • 同年、PC用RPG『ディアブロII』発売開始。MORPGとして世界中で異例のヒットを飛ばす。
     更に、PC用RPG『BALDUR'S GATE II:Shadows of Amn』が発売される。こちらは高い完成度とAD&D第二版のルールを忠実に再現したゲームとして評価され大ヒットとなる。
     ディアブロIIはカプコンより同年に、バルダーズゲートIIはセガより2001年に日本語化され発売されている。
  • 同年、PS2が発売開始される。元よりプレイステーションの成功があった事と、そして発売当初より極めてサードパーティのソフト等に恵まれた結果、主流ハードとしての地位を確固たる物とする。
  • 2002年、旧スクウェアよりコンシューマーとしては初のPS2用MMORPG『ファイナルファンタジー11』発売及びサービス開始。運営初日にサーバーが落ちる程大盛況となった。
     勿論、当時のユーザー達は旧スクウェアの迂闊っぷりにイライラした
  • 同年、PC用RPG『ラグナロクオンライン』サービス開始。日本で社会現象的なヒットを飛ばす。
     が、運営会社であるガンホーによる管理の駄目っぷりによって、今現在に続く駄目なネットゲーム運営の典型的なテンプレを造り出してしまう。
  • 同年、前述のF.I.A.RよりTRPG『ナイトウィザード』ルールブック第一版が発行される。マルチメディアでの展開を行い、寂しかった日本のTRPG業界に新規参入の糸口を作った。
     また、この前後の時期にも同様の一般受けしやすいTRPG『ダブルクロス』『アリアンロッドRPG』等を発行。これらF.I.A.Rの頑張りによって日本のTRPG業界はある程度回復する。
  • この時期を前後に、日本のTRPG業界ではインターネットの普及により株式会社テラネッツが引率する形でPBWが有名になってくる。元々のTRPGユーザーのみならず、インターネットの普及による口コミなどから新規のユーザーを獲得する事に成功する。但し、絶対数はお察し
閑話休題その2:
 2002年末、東方紅魔郷が2chの『フリーのシューティング専門スレ』にてフリーでないのに何故か話題になる。
 それに続く形で2003年初頭、東方妖々夢体験版が『パソコンで出来るシューティング総合(現:PCで出来る2Dシューティング総合スレ)』にて話題になり、所謂2chユーザーのシューター間で急速に知名度が上がっていく事となる。(筆者もこの辺りで始めて知った)
 とは言っても、あくまで当時の限られたシューターの中での知名度なので現在に比べたらたかが知れている程度ではあるが。(当時の有名なPCシューティングと言えば神威、らじおぞんでが筆頭だった)

PBWの発展~MMORPGの栄光~TRPGの発展~そして現代へ
  • 2003年、テラネッツのスタッフ達が独立しトミーウォーカーを設立、PBW『無限のファンタジア(現在はサービス終了)』サービスイン。
  • 同年、新紀元社よりTRPG雑誌『Role&Roll』創刊。
  • 同年、アイスランドのCCP GamesよりPC用MMORPG『EVE Online』がサービスイン。その世界の広さと余りにリアルな経済システムに多くのMMORPGユーザーが驚かされ、口コミやオンラインゲームニュースサイトなどでジワジワと広まっていく。(なお、近年日本語版パッケージが販売予定)
  • 2004年、世界的に見れば最高の有料ユーザー数を抱える『World of Warcraft』がディアブロシリーズを手掛ける米Blizzard Entertainment社より販売開始及びサービスイン。但し翻訳されなかった為、日本では名前だけ有名のような感じに。ってあれ、さっきも似たような事書いた気が
  • 2006年、トミーウォーカーよりPBW『シルバーレイン』がサービスイン。PBWとしては異例の大ヒットを飛ばし、現在も拡張を続けている。
  • 同年、Bethesda SoftworksよりPC用及びXbox360用RPG『The Elder Scrolls IV: Oblivion(TES4)』が発売開始。オープンワールド系のリアルタイムRPGとしての一つの完成形として世界中で評価され、大ヒットを記録する。
閑話休題その3:
 同年、『ニコニコ動画』のβ版がサービスイン。当時は2chユーザーの新しい遊び場として使われていたが流れが徐々に変わっていき、気がついたら東方が物凄い有名になっていた。
 爆発的な、しかもSTGとしての東方ファンではなくキャラ物としての東方ファンの増加によって、昔からの東方ファンは閉口もしくはアンチ化。もしくはどうでも良いと知らんぷり。2chの東方本スレ住人でさえ閉口するほどに酷い有様になる(今現在も)。
 その割りに他の同人ゲーム、同人シューティングの地位は低いままだったりする(ニコニコ内での他の同人シューティングの動画の再生数を見ると泣けてくる程に)。まぁそんなものだと思うけど。
 つまりシューター人口が増えたわけではなく、シューティング市場が救われた訳でも無く、結局全く良い方向に動かなかった珍しい事例だと言える。

 ……ゴールッ!
 と言う訳で長々と書いてきたが、『RPG』全体の大まかな歴史はこんな感じである。
 なお、歴史的に何らかのアクションを起こしたゲーム以外はどんな大作でも取り上げてないので(と言うか取り上げ始めたら終わりが見えない)ドラクエが二つしか出てないよ!とかの反応は勘弁して欲しい。大体ディアブロでさえIIしか取り上げてないのだから贅沢過ぎる話
 また、かなり一つ一つの項目を雑に書いているので、気になった項目があった場合はwikipedia等で調べる事をお勧めする。

 で、これらの歴史と、そして前回のRPGとしてのそれぞれの概念を踏まえ、考えて見るのだが……。

 それは流石に次回で勘弁して下さい……。

 と言う訳で後編に続く。


RPGと言うものについて考えてみる 前編

 最近気の抜けた更新ばかりをしている気がしたので、少しばかり気を引き締めてちょっと真面目に書いてみるとします。


 ↓あ、これ最近のお気に入りです。茶葉から出すウーロン茶オイシイヨ!

 さて、恒例の話に入る前の脱線もしたところで本題。

「RPGと言うものについて考えてみる - 前編」

 全三回を予定して適当に(ちょっと真面目に)つらつらと。
 そして今回は、
「そも、RPGとは何か」を書いてみようと思う。
 まず簡単に箇条書きでそれを示してみる。

  • role-playing game(ロールプレイングゲーム)の略称
  • 意訳的には「役を演じるゲーム」が最も近い。
  • 元はテーブルゲームの一つ。
  • TVゲームでのRPGでは別に「ロープレ」という略称があるが、テーブルゲームでのロールプレイの略称は単純に「ロール」である。
  • TVゲームでのRPGと、テーブルゲームでのRPGは内包する概念が変わる。

 と言う訳でいきなり意味が二つに増えた。(以下、TVゲームのRPGを「RPG」、テーブルゲームでのRPGを「TRPG」と記す)
 では、今度はそれぞれのRPG別に示してみる。

TRPG
  • 元はテーブルゲームの一つ、ウォーシミュレーションゲームの派生系の一つ。
  • 日本ではテーブルトークRPG(TRPG)と言う名称が一般的。
  • 様々なルールブックが存在し(有名処ではD&D、日本ではソードワールドシリーズ等)、細かなシステムに違いがあるが、基本的には「ゲームマスターが存在し、それとは他にプレイヤーが数人集まり、自らでキャラクターを作成し、ゲームマスターの元、設定された世界を冒険する」流れを取る。
  • コマンド式RPGの元となる一巡ずつロールして場面を展開させるなんて流れはTRPGの基本的なシステムとして存在している。
  • 武器の強化、経験値とレベルの概念があるものが多く、主に長期に渡るキャンペーンシナリオを行う際に利用される。
  • 判定はダイスを使う事が多い。一般的な6面ダイスだけではなく4面、8面、10面、12面、20面など多種多様のダイスを利用する。二つのダイスを振り、両方とも1が出た際等の大失敗を意味する絶対失敗判定、ファンブルが有名か。言う人に言わせれば「ダイスこそTRPGである」とか言いそうなほどTRPGの特徴となっている。
  • 尤も、最近のではダイスの代わりに独自のカードを使うTRPGも存在する。
  • 戦闘において、通常の攻撃とは別に特殊なスキル攻撃を使う事ができるものが多い。なお、このスキル攻撃の回数はスキル攻撃ごとの設定回数しか使用する事はできず、回復は専用のアイテムを利用するか一定のポイント等でしか行えない。(と言う物が多い)
  • MMO(多人数参加型オンライン)ではPBW(play by web)が一般的。
RPG
  • 最初に出たのは「Akalabeth」。1979年発売。後のシリーズは名称がUltimaに変更される。
  • AppleII用ソフトウェアとして1980年にAkalabethの改良版である初代Ultima。そして1981年に同じモチーフを取りながらも全く別のアプローチで開発された初代Wizardry(以下Wiz)が発売される。
  • Ultima(後のシリーズで改良される事によって)でリアルタイムRPGの基礎が築かれ、Wizardryでコマンド式のRPGの基礎が築かれる。
  • ダイス代わりの判定は、場面ごとの判定値を固定化し、全てコンピューターが乱数によって行う事で、ある程度の自由度の低下と引き替えにゲームマスター=コンピューターの図式を完成させた。
  • なお、Ultimaから既にJRPGの特徴である主人公が固定(アバタール)という概念は存在していた。
  • TRPGからの正当移植に近いWizのシステムをベースに、設定がUltima寄り(主人公固定型)なJRPG(ドラクエやFF等の「主人公が固定で、自由度が低いコマンド式RPG」)が日本にて制作、発売され人気を博す。
  • 逆に海外では「主人公が固定では無く、自由度が高いリアルタイムRPG」が多く作られる。(ディアブロシリーズ、TESシリーズ等)
  • ドラクエは終始Wiz寄りのままだったが、FFは後にリアルタイムRPG、つまりUltimaの要素を取り入れ改良されていく事となる。
  • MMOジャンルとしては、Ultimaシリーズのシステムを模範している物が多い。(まぁMMORPGジャンルの奔りがUltima Onlineなのだから仕方がないとも言える)

 とまぁ、こんな感じか。

 こうやって見比べると分かるのだが、
 RPGとは基本的にUltima、Wizのシステムの模範、改良形であると分かる。
 対してTRPGはD&Dの改良形の系統と言うべきか。
 それぞれが持つ概念は共通して「物語の中を歩く」行為に他ならず、そこら辺はRP(ロールプレイ)としての意義を保持していると言える。
 ただ、どうしてもRPGは受け身的な「物語を読む」感覚となってしまうのに対し、
 TRPGは能動的に「物語を作っていく」と言う点で確固たる違いがある。
 例えると、自由度やキャラクターの物語を自分で妄想できると評判のWizでさえ、「最終的に狂王の箱庭には絶対に潜らなくてはならない」と言う制約が存在する。
 対しTRPGなら「その冒険は危なそうだから止めておく」なんてまずシナリオを根本的に否定してしまう選択肢さえできてしまう。
 この辺りは口頭でのやりとりが基本となるTRPGならではだと言えよう。(最も、んなこと言われたらシナリオを用意しているゲームマスターは切れるだろうけど)

 RPGとTRPGの違いについて、何となくそんなもの程度に理解できればそれで良い。どうせ実際にやらんと分からんのは間違い無いのだから。
 まぁ凄まじく簡単に結論するとこうなる。

  • TRPGはあくまで複数人でやるテーブルゲームの一種。人生ゲームのRPG版みたいなもの。
  • RPGは基本一人でやるコンピューターゲーム。ちょっとだけ能動的に進めていく小説みたいなもの。

 暴論に近い気もするがそんなもんである。

 以下中編に続く。

今更気付いたけど

 去年の更新分を一ヶ月で上回っていた罠。

 まぁこの場合ツッコムべきはどんだけ先月頑張っていたかではなく、どんだけ去年サボっていたかなのですが。
 二桁いってないからなぁ。月更新にも及んでいないぜ……。

 兎も角。

 あ、兎も角って「ともかく」と読みます。意味的には「何はともあれ」とか「さておき」とかと同じ感じです。
 他にも最早(もはや)とか所謂(いわゆる)とか日常的に使うけどいざ言葉として記すと今一読みづらい副詞が多いのは気のせいか。
 まぁ、ネット等で活字に触れやすい環境に居る人で、まさかこれらが読めない人は居ませんよね?
 前に某所でとある文章を書いた際に「兎も角」と「最早」を使ったのですが、そのツッコミとして「お前、難しげに兎も角って言いたいだけちゃうんか」とか「さいそくって何ですか? 誤字ですか?」とか書かれた事があるんですけど、寧ろこっちがツッコみたい気分だった事があったり
 ひらがなで書けって話ですねごめんなさい。

 さて、何時も通り凄い脱線したぜ!
 で、

 つい先日発売した「みんなのテニス ポータブル(DL版)」を買ったわけですが、これが予想以上に面白くて困ります。
 システムの内容的には特に特筆すべき点はそれ程無いんだけど、全体的なシステムバランスの美しさというか、改善したが故にシンプルになり、余計なシステムは無く、ただただ単純に面白いゲームになっているな、と。
 テニスゲームなんてそれこそ糞昔からあるゲームだからこそ辿り着いた境地みたいな感じですね。
 こってりせずシンプルに、なおかつ何処を派手にすれば見栄えが良くなるのかよく分かっている職人制作ゲームみたいな。格ゲーも結局はストIIこそ至高みたいなゲフンゲフン

 感想が何処ぞの料理紹介番組みたいになっているけど気にしない!

 ともあれ今まで書いてきたマイナーなゲームとはまた別だけど、純粋にお勧めできるゲームですよ奥さん!

 最近ゲームやらんと日記が書けんなぁ。ただ日常を書くと誰も知らない身内ネタにしかならんし
 まぁともあれそんな感じでまた何時かー。

特に書く事もない。

 よって妄想を垂れ流す。


お題:こういうゲームって良いよね!

解答:
  • まずEVEみたいなMMOワールドシミュレーター。
  • 死んだらロストの危険性がある。
  • 戦闘はLv制ではなくコマンド制でもなくアクションゲーム寄り。
  • 剣も銃も何でもありなファンタジー世界観。
  • ウィンターミュートとかイーグルアイ並の管理型AI搭載。
  • NPCもAI搭載。
  • モンスターもAI搭載。
  • 人間同士、モンスター同士の繁殖行為さえ実装。色んな意味で。
  • 生まれてくる人間の子供は超高度AIを搭載している電子生命体。
  • その内管理型AIが現実世界に反逆する。
  • プレイヤーがゲーム内に閉じ込められ、ロスト=死になる。
  • 現実世界でスカイネットVS人類ばりの戦争が勃発。
  • 色々あって管理型AIが負ける。
  • でもその時にはゲームサーバーが地球上から姿を消していた。
  • 実は、戦争はカモフラージュでそれを月の裏側に極秘に作っていた半永久発電施設に移設する為だった。
  • 物理的に遮断してあるのでプレイヤー達は実はどんなに頑張っても現実世界に帰る事ができない。
  • なお、殆どのプレイヤーの現実での肉体は死亡している。
  • 魂は何処にあるのか。
  • 電子世界は新しき世界になりえるのか。
  • そんな謎を問いかけつつ、物語本編開始。
  • 以下、主人公とかが色々やって終了
 
 途中からおかしな流れになったのは間違い無い。
 以下ライトノベルでやれ。で、しゅうりょー。