RPGと言うものについて考えてみる 後編
本当なら休日中に終わらせるつもりだったのに何でまだ書いているんだろうと思ったら、中編の時系列箇条書きを無駄に書き込んだせいだった。
自業自得ここに極まり。
と言う訳で後編である。
「RPGと言うものについて考えてみる 後編もとい総括編」
前編においてRPGとTRPGの違いと共通点を述べ、中編において「RPG」全体の歴史を述べ、そして今回は筆者が思う「RPG」の考えを述べてみようと思う。
で、まず結論から言えば「RPGは進化しない」と述べさせて貰う。
いや、正確には進化はする。
ただ、進化したものは、それは最早RPGと言わない、というべきか。
例えばD&Dが作り出したTRPG像は未だに根強く残っているし、UltimaとWizが作り出したRPGのシステムは強く残っている。
何故ならそれがRPGだからだ。
D&Dのゲームマスター、「世界の冒険」、そしてダイス判定システム。
Ultimaのオープンワールド、「英雄譚」、そしてリアルタイム戦闘システム。
Wizのダンジョン、「冒険者達の成長」、そしてコマンド式戦闘システム。
どれもこれもがRPGとしての意義を持っていると言える。
これから離れてしまったものは、例えば将棋からウォーシミュレーションに変化したように、ウォーシミュレーションからRPGに変化したように、全く別のジャンルとして賞賛するべきなのではないか、とも思う。
そもそもRPGと言うゲームがここまでの人気を博したのは、それが面白いからだ。
その面白さは、例えばトランプのポーカーが未だに愛されるように、一つのゲームの完成形として「ただ面白い」という単純な感情から来ているように思える。そこからセブンスタッドやらホールデムやらに変化しても、やっぱりポーカーなのだから面白いのと変わらない。
ターン制コマンドバトルがちょっとリアルタイムのターン制コマンドバトルに変化しても「RPGなのだから面白い」のと変わらないように。(勿論ゲームとしてのバランスありきなのだけど)
なら、RPGが好きな人に売りたいのなら何を進化させる必要があるのか、とあえて言おう。
そもRPGとは演ずる舞台、即ち「世界を売って勝負する」ゲームだ。
そのシステムが面白いなら、別に古くさくてもやっていて面白い世界観ならそれで有りなのではないだろうか。
だから先程の結論に少し追記を入れさせて貰う。
「RPGは別に進化しなくても、それで面白いのだから問題無い」
と。
そして、
「RPGは永久に不滅である!」
と。まぁ一回日本のTRPGは滅びかけたけどね!
と言う訳で、以上が筆者が考える「RPG」である。
では最後に、折角TRPGとRPG両方合わせて考えたのだから、そのどちらのテイストも味わえるゲームをちょっとだけ紹介して終わりにしたと思う。(フリーゲーム、同人ゲーム、コンシュマーゲームから一つずつ)
ゲームブックテイストでありながらも、TRPGっぽい自キャラ(主人公)のカスタマイズがあったりする。
重要な事に大変面白い。
重要な事に大変面白い。
・冥宮惑星desParaiso
まさかのダイス判定システムを搭載したRPG。モチーフがまんまTRPGな同人ゲーム。
難易度高めの以下略。ダンジョンにひたすら潜っていくのはD&D的と言うべきか、それともWiz的と言うべきか。
主人公の顔グラはデフォだとあれだけど、ファイルちょっと弄くれば自分で設定できます。
重要な事に大変面白い。
まさかのダイス判定システムを搭載したRPG。モチーフがまんまTRPGな同人ゲーム。
難易度高めの以下略。ダンジョンにひたすら潜っていくのはD&D的と言うべきか、それともWiz的と言うべきか。
主人公の顔グラはデフォだとあれだけど、ファイルちょっと弄くれば自分で設定できます。
重要な事に大変面白い。
主人公は固定であるが、実はサガシリーズの中でも最もTRPGテイストに溢れる作品。ダイスの代わりにリールを回します。
難易度は異常。ソフトに付属している説明書のようなものは実はただのチラシなのでご注意を。本当の説明書はこっちなので購入する際はかならず一緒に揃えて下さい。(実話ですが、Wikiのみだと結構厳しかったです)
本体よりも説明書が高いゲームとして一部には有名。
難易度は異常。ソフトに付属している説明書のようなものは実はただのチラシなのでご注意を。本当の説明書はこっちなので購入する際はかならず一緒に揃えて下さい。(実話ですが、Wikiのみだと結構厳しかったです)
本体よりも説明書が高いゲームとして一部には有名。
そして最初の崖突破がガチで鬼畜なので、そこを突破できるかできないかでまず篩いに掛けられるだろうとは経験者達が口を揃えて言うゲームでもあります。
大変重要な事に人を選ぶゲーム。選ばれたのならスルメゲーなので頑張りましょう。
と言う感じで、「RPGと言うものについて考えてみる」全三回を終了致します。
ここまで読んで下さった奇特な方には平に感謝を。
んでは、また何時かお会いしましょー。bye
This entry was posted on 2010年3月8日月曜日 at 21:15. You can follow any responses to this entry through the RSS 2.0. You can leave a response.
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