先日の記事にて

 どうでも良いけど記事って書くと何だかニュースとか新聞の内容っぽく聞こえる! 不思議!

きじ 【記事】

(1)新聞・雑誌などに報道されている事柄。また、その文章。
(2)事実をありのままに書き記すこと。また、その文。
(3)「記事文」の略。

――大辞林より
 現代語としては1が基本的なニュアンスなんだけど、意味としては2も3も含めるのが正しいので今回の使い方は間違っていないというか。
 間違っているけど正しい使い方は現代語。正しいけど何か変な使い方は辞書内容みたいな。
 日本が習う辞書と文法通りの英語を本場で使ったら何か変だよってツッコまれるのと一緒ですね! とりあえず英語はFuckとShitとHoly ShitとAwesomeとAmazingとOMG!だけ覚えてれば良いと思う。全部感動詞の類だけれども

 ほんとどうでもいい脱線でした。

 で、

 先日ちょっとネットゲームに関する事を書いたわけですが、唐突にここらで「僕が思うMMORPG」って題材で一つ書いてみようと思ったり。
 ほら、MMORPG。あの廃人生産ゲームジャンルですよ。
 有名処で言えばUO、EQ、FF11、RO、EVE、WoW(某国産のが一つだけなのは仕様です)とか、先日触れた某国産のヴァルキリースカイも一応MMORPGに当たるゲームですね。全部略称にしてますので気になったら適当にググって下さい。(EVEのみシミュレーションの方が近いかもしれません)
 んで、上記の中で一応ながらも僕が触れた事があるのはUO、FF11、ROとEVEかな。ただUOは本当にちょっと触った程度です。やったときには既に当時の流行も下火でしたし。
 本格的にやったのはFF11とROとEVEですね。特にFF11とROは流行直撃の世代でしたので。WoWはパッケージものだったってのが引っかかって踏ん切り付かず。

 んじゃ先に結論から。
 それ以外にもちょくちょく発作的に細かくやってきた「僕が思うMMORPG」とは、即ち、

「そも現行のMMORPGと言うジャンルは日本人が考えるRPGのシステムとは根本的に相性が悪い」

 と言う極当たり前の結論でした。
 ちなみに、「日本人が考えるRPG」ってのはロールプレイングゲーム(キャラクターに成りきって遊ぶゲーム)の事ではなく、
  1. レベル制(もしくはそれに近しいシステム)である。
  2. コマンド制である。(ターン制という訳では無くとも、簡単な命令で戦闘がこなせるシステムを指す
    (例:Mobを選択する事で攻撃開始。スキルのアイコンや項目を押す事でスキル発動等)
  3. 装備という概念があり、それ関係のある程度のやり込み要素がある。(強い武器を買い直す、等もこれに含める)
  4. ゲーム内に予めイベント(ストーリー、クエストなど)が仕込んである。
 以上(3は兎も角)4点を含むゲームとかまぁそんな感じの意味です。
 まぁ原点であるWiz等からしてこれなので、どれも当て嵌まるのは極当たり前の事なんですけど。つまりWizからしてオンラインには向かないシステムだよねぇ
 んで、何故向かないのか、と行くわけですが。

そのいち
・レベル制って時点で、ゲームのゴールに一直線に突っ走っていくシステムだから。
 育つって事は限界点があるって事なので、そりゃあコンテンツ不足がよく叩かれる訳ですよ。
 あと、レベル上げってあんまり面白くないですよね。作業ですし。

そのに
・コマンド制故に操作が単純過ぎてつまらない。
 人間成長するので、どんなに難しいステージやダンジョンでも行き着く先は、効率的な単純作業ですよね。
 特にMMORPGは一つのステージを長時間遊んで貰おうと延命処置調整を主に駄目な方向で行う事が多いので尚更です。そりゃ飽きるっていう話。

そのさん
・何処まで行ってもやる事は結局変わらない。
 上と被っている感じですが、まぁ被っているかもしれません。でもちょっとニュアンスが違いまして。
 自キャラを強くする→ダンジョンへ→自キャラを強くする→次のダンジョンへ(以下ループ)
 が、基本的なRPGの流れだと思うんですけど(ダンジョンの部分をストーリーに変えても可)
 これを例え他の人と一緒にやれるとしても、オフラインのゲームの数十倍数百倍も時間が掛かるんだったらオフラインのをやった方がマシじゃね? って話。

 まぁ以上の理由から、ですね。上げようと思えばもっと上げれる気がしますが。
 最近ではこれに対する対策と最終的なコンテンツとしてアクションとか対人をシステムに入れ込むMMORPGが多いのですが、RPGであるが故にレベル差、職差、装備差からくる「キャラ差」が出やすいんですよね。格ゲーのダイアとか笑っちゃうぐらいに。
 それだったらオンライン対応の格ゲーとかアクションゲームやる方がよっぽどマシです。
 なりきりでチャットできるじゃんってのも「PBW(プレイバイウェブ)」って言うもっと餅は餅屋なジャンルがあるので強みにはならなかったりしますし。
 そもそもRPGでオンラインの強みってのは
「皆でワイワイ楽しめる」
 点に他ならない。でも、それだったらディアブロIIみたいに一人でも遊べる(MO)RPGで十分。別にマゾいMMORPGやる必要は無いんですよね。
 他人と競うならもっとフェアな環境が整っている格ゲーや、FPS等が適当でしょうし。

 んじゃあMMORPGの何が優れているのか、と言う点になるんですけど。
「まぁ、多くの人とチャットできる点と着せ替えアバターぐらいじゃね?」
 といった感じです。

 だから極論で言ってしまえば、ゲームとしてMMORPGを楽しくするなら、こうなります。
  • RPGとしてあくまでやる場合:ゲームのスパンを短く設定し、ネットでの協力プレイ、対人はあくまでおまけでオフライン同等のRPGとして作成する。
    (例:ディアブロII等)
  • RPGの要素を薄め妥協する場合:対人と通常のRPGを明確に分けて調整する。
    (例:ギルドウォーズ等)
  • RPGの要素を少しだけ入れる形に留める場合:レベル制、コマンド制は取り入れず、殆どアクションゲームに調整する。
    (例:モンスターハンター等)
 例を挙げたら全部MOのゲームだったでござる。

 けど、つまりそう言う事なんでしょうね。
 と、オチが付いたのでここら辺で。
 またいつかー。